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Sliver Fleece Jacket, Beige | 2019-10-23 |

Sliver Fleece Jacket, Beige
スライバーフリース。糸になる原料の「スライバー」を巻きんでニットを作り、毛足の長い編み物を作る。
今回別注したフリース、目の細かい14 ゲージの編地に多めにスライバーを送り込んでずっしりしたフリースになって います。これ以上送り込んで重くなると伸びてしまうギリギリ。せっかく別注するからには、単価よりクオリティだ!と 気合が入った企画・規格です。



ファスナーを上まで閉じればスタンドカラー、開ければ自然なショールカラー風。チクチクしないのがフリースの良いところで、これが首回りに当たると暖かい。


どこかで見たような・・・カットソー工場ではなく、普段、アウターを縫っている工場で作っているのでオーバーロック+倒しステッチで縫製。これが、古いパイルジャケットの雰囲気を出すのに一役買ってます。

ラグランスリーブ



腰・袖口はリブつき。脇には縫い目利用のポケット。

ここがこの製品の構造上弱い部分。カンヌキをまたいで、かつふり幅を広くしていますが、ギリギリまで切り込みが入っているので、ポケットに手を入れた後引っ張らないようにしてください。強く引っ張ると裂けやすい部分です。もし裂けた時は、手縫いでも良いので、カンヌキの周りを縫ってもらうと広がりません。



腰・袖口はリブつき。

ここも仕様に悩んだ部分。俗に「めんこ」と呼ぶのですが、ファスナーの下端。ここをワにして裏のフリースを隠すとか、別布をつけるとかトライしてみたのですが、やはり、やればやるほどオリジナルからかけ離れて、厚みも出て不細工になる。「えいや!!」で参考にしたオリジナルと同じ仕様にしています。いつもきれいな始末のアウター縫ってる工場にしてもらうのは心苦しい仕様なのですが。
いつも、その工場とはミリタリーウェア見ていても話すのが
「機能はOK、形にはなってる、でもぐっちゃぐちゃ、無理やり系」という縫製仕様。せっかく、現代で新たに作るものなので、工夫で何とかなる部分は無理やりに成らないようにするのですが、それでもなお、無理やり縫わざるを得ないとか、そうした方がオリジナルのある意味チープ、でも素朴な風合いが出るとか。布が重ならないので重くならない・・・などなど、利用があればそういう無理やり系もたまにはやるよね・・・
というまとまりの無い話でした。この工場さんは、服が好き、仕様考えるのも一緒にやってくれるので、お互いこういう話ができるのです。


フロント、ビスロンファスナー。60年代頃のアウトドアウェアというと、ビスロンが典型的です。滑りが良く、でも、後の年代のオール樹脂化したものとは違う独特の風合い。

フロントのファスナー付けもシンプル。もっと見返しつけたりきれいに始末しようかと持ったのですが、やればやるほど、参考にしたオリジナルの持つ
「ラフなんだけど、機能としては十分」な雰囲気が消えてしまう。そこで、あえて縫製はオリジナルままのある意味、チープ、でも機能としてはOKな仕様。



フリース生地に関しては、後程ブログでまとめて紹介いたします!!
ココからは素人目線で(笑)
兎に角暖かく軽い!!!
フリースジャケットで有名なのは、やはりパタゴニアのレトロシリーズ。
オシャレなフリースジャケットとして一世風靡しましたね。
それと同じかと思えばチョット仕様が違うんですね。
起毛した部分がパタゴニアは前面、ワーカーズはライナーとして。
平たく答えを言えば、暖かいのはワーカーズの仕様です。
起毛が中のほうが断然暖かいですよね♪
今回の企画もワーカーズ別注生地。
ワーカーズが別注かける生地は、クオリティメイン。
なので、間違いなく満足いただけるアイテムとなっています。
クラシックなリブ付き、ナチュラル×ネイビーの組み合わせは鉄板ですよね!!
Sliver Fleece Jacket, Beige
どうぞお試しください!!
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