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FCD Jacket, Heavy Corduroy | 2016-10-21 |

FCD Jacket, Heavy Corduroy, Black

FCD Jacket, Heavy Corduroy, Brown
2015年年末、大阪のCockeyCrewStoreさんで買ったコーデュロイのハンティングジャケット。おそらくフランスもので、重い目の詰まったコーデュロイ。
ちょっと重いけど、久しぶりにこういうがっちりした服も着てみたいと思い、正月中着ていました。確かにかっこいい!でもやっぱり重いだけじゃなく硬い!中を見てみようと解体してみると、芯やら肩パットやらいろいろな副資材が入っています。
そんな時、別品番のBoa Jacketの表生地を探している中でこの高密度コーデュロイを見つけました。「硬すぎ、重すぎてBoaJacketには向かないなぁ・・・」なんて思っている時に「そうだ、この重さ・硬さはあの古着のジャケットデザインには合うのでは?」と思い形にしました。


ワーカーズさんらしい発想と着眼点。そして自分が好きなアイテムを自分で製作しリリースするあたりは、ワーカーズならではです!!!

こちらがが今回題材となったジャケットです。
以下ワーカーズより抜粋
ネームなどがついていないコーデュロイのハンティングジャケット。
こういったデザインは一般的に「フレンチ系」とかフランスのハンティングジャケットと分類されますが、今回はラベルもついていないので断定はしません。
パターンに特徴があり、フロント端が湾曲している。前身ごろの肩先に向けて身頃を倒してある。
これを、戻すように縫うことで胸周りに極端に言えばあごからダーツが入るようなゆとりが生まれます。
非常に重い、高密度のコーデュロイ。肩パットや芯も入り、かなり構築的なジャケットです。

参考にした上記のオリジナルジャケットですが、ただ私の好みで、羽襟の先が前中心に寄るのが好みでは無く(フレンチハンティングでは定番なのですが)ワイドスプレッドカラー気味にしています。
第一ボタンまでしめるとワイドスプレッドのように左右に開き、開けるとまた印象が変わります。


襟裏は別布で切り替えています。この中にワラの芯を使っていて、別布に縫い付け。さらに、その端は千鳥ミシンで始末をして折らずにたたく。本来はこのあたりは、手でやっていた部分ですが、それをミシンでできる限り再現しています。裏襟の身頃付け側を折らないで済む分、薄く仕上がります。




胸には玉縁+フラップポケット。参考にしたオリジナルは両ポケットでしたがアレンジで左胸のみに。完全に好みの世界ですが、私がどうも4つポケというとハンティングにせよ、カバーオール(レイルロードジャケット)にせよ、実用ジャケットに感じます。今回のFCD Jacketはハンティングジャケットを参考にしながらも、あくまで普通のジャケットとして着られるように作りたかったので、定番仕様の3つポケットにしました。


腰は左右、脇よりに玉縁+フラップポケット。ここもフラップ裏はスレキ切り替えで厚みを抑えています。


袖裏もスレキ使い。キュプラよりすべりは悪いので、袖幅・肘幅ともに太目にしています。袖口もカフスや開きをつけるか悩みましたが、オリジナルのシンプルな作りと同じ、三巻に裏地流し込みとしてました。

前端のカーブ。懐かしの、WORKERS初期製品 でもやっていた、クラシックなジャケットでおなじみのライン。本来は、胸周りのゆとりを出すため、前身肩先とセットで考えてのラインだと思います。今回のジャケットでも、前端だけでなく肩先も出す。それを戻しながら、後身ごとと縫うことで胸周りにゆとりが生まれています。(このゆとりを顎ダーツで丸みにしてしまうのが古いNAVYのPコートですね)



左右内ポケットあり。細めの玉縁。ネームもクラシックな物を。量産は右わきにサイズスタンプが入ります。


非常に使い勝手の良いジャケットですね。
ポケットの数をオリジナルの4→3に減らしジャケット要素強めたことで、綺麗めなスタイルにも合わせ易くしrていたり、カーブのかかったクラシックテイストの強いディティール、型パッドなどの排除等、クラシックなテイストを現代スタイルに落とし込んだ、ワーカーズさんらしい一着に仕上がっています。
高密度の厚手のコーデュロイ生地は、見た目以上に重く防寒性もバッチリです。
バイク用としては、チョット心もとないですが(笑)
普段着としての防寒性は、十分すぎるくらいです。
冬の準備もお忘れなく!!
お早めにどーっぞ♪
FCD Jacket, Heavy Corduroy, Black
FCD Jacket, Heavy Corduroy, Brown
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