ROOSTER INFORMATION
Railroad Jacket | 2015-08-25 |
Railroad Jacket, 10 Oz Black Back Denim
久しぶりに登場のレイルロードジャケット(日本的に以下カバーオールで)。 「ワークウェアはブームが終わった」とも言われますが、やはり私にとっては永遠の定番。
今回、部材を新しく、また素材を選びなおして再び登場させました。形は適度なウェスト絞りと、裾は前下がりを強くつけています。
Railroad Jacket, Brushed Herringbone
素材は定番で使っているヨコ糸にブラック系の色糸を使ったデニム。色が濃く見える為、ワークウェアで良く使われる素材。
そして、今シーズン新たに作成した起毛ヘリンボン。高密度に織ったヘリンボンを起毛して、コットン100%でもウールのような風合い。でもチクチク感がまったくありません。
台襟はチンストラップあり
起毛ヘリンボン、生地の風合いが良くわかる一枚。トップ(綿)で染めた糸で高密度にヘリンボンを織り、それを起毛することで柔らかさを出しています。
ちくちく感は全くない、とても手触りが良い生地です。
仕様は、ワークパンツと同じく広幅のトリプル巻き縫い、二本針平ミシンを多用した物。本来、機能性・生産性を考え取られた仕様が今では「ワークウェアらしさ」の象徴でもあります。
左胸はおなじみのコンビネーションポケット。
懐中時計+ペン刺し、二つの役割を兼ねます。
右フラップポケットの裏地には内ポケが付きます。
腰ポケットは下部にスレキの当て布を入れています。収縮率が表生地と違うため、立体的な皺が出ています。
今回、カバーオールのフロント用に新たに一回り打ち込みボタンを製作。
こういったディティールにも一切手を抜かない物作りこそワーカーズならでは!!!
袖口は、俗に「ガントレットカフス」などとも呼ばれる表見返し仕様。
古いPAYDAY やPowrhouseなどでおなじみの仕様。ただ、古ければ必ずこれというわけでもなく、後にスタンダードになる裏見返し も同程度の年代でもあります。
単純に、私自身があこがれる力強いカバーオールの袖口仕様がこれなのです。袖の生地と、袖口見返しの生地、方向性が違うので立体的な皺が生まれるのも好きな部分です。
コットンヘリンボン、もともとの綿自体に色ムラがあり、さらに起毛によっても色にムラが生まれます。
形は適度なウェスト絞りと、裾は前下がりを強くつけています。
カバーオールらしさ、ゆったりとしてフィット感や袖は無くせない部分。バランスに気を使ったパターンです。
メーカー名を見ても、ワークスタイルがブランドの原点と言うのは容易に解りますね。
実際に僕がワーカーズの虜になったのも、カバーオールが原点。
この作りこみにヤラレマシタね(笑)
レプリカは数多くのメーカーが作ってます。
ワーカーズはレプリカではなく、古き良き時代のヴィンテージウェアをベースに独自のアレンジにシルエット。
ステッチの幅も均一ではなく、オリジナルと見比べステッチ幅を各所替えたりと、通常の大量生産では不可能な物作りです。
大味なアメリカワークウェアなサイジングではなく、日本人向けの合わせ易いワークウェア。
ワークウェア特有の野暮ったさと、絶妙なシルエット。
特に今期注目なヘリンボーンは、カジュアルなワークウェアが素材を変えるだけで劇的に印象が変わります。
綺麗めなスタイリングにも対応可。
恐るべしな一着です(笑)
久々復活の原点。
お早めにどーっぞ!!
Railroad Jacket, 10 Oz Black Back Denim
Railroad Jacket, Brushed Herringbone
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